necoの読書会
「蛍川・泥の河」 宮本輝
今回のテーマ本は、太平洋戦争直後の復興途上の日本を描いている。「蛍川」は芥川賞受賞作で北陸富山、「泥の河」は太宰治賞受賞作で大阪が舞台となっている。
共に映画にもなっている作品である。
幼いころの記憶を引っ張りだすと、その情景がうっすらと見えるような気になり、貧しかった日本を思い出した。今では目にすることのできない、粗野でたくましい男とそれを支える女性と子どもたちがいた。
楽しい話ではないが、貧しさと死が身近にあったセピア色の情景が、心に残った。
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