20151119

【neco論で経済】


新たにスタートした、

経済に関する講話+懇談 の教室です。


今回のテーマは「アベノミクス 新3本の矢」


初回から、多彩な経歴の人が集まり、これからが楽しみ。

講師の望月さんは、13ページのレジュメを用意し、力が入っていました。

プロジェクターで資料を映しながら、約1時間の解説。コーヒーブレイクをはさみ、後半はテーマに沿った質疑、懇談が活発に行われました。

 少し内容が専門的になったきらいはありましたが、まずは順調なスタートとなりました。


以下、概要をお知らせします。





一億総活躍社会って?

ポイントは、安倍首相は国民会議の初会合で、「人口減少は国力衰退に直結する。今こそ真正面から取り組み、50年後も人口1億人を死守する」と決意を表明したこと。

1.希望を生みだす強い経済 GDP600兆円 (2014年実績 490兆円)

2.夢を紡ぐ子育て支援 出生率 1.8 (2012年実績 1.41)

3.安心につながる社会保障 介護離職ゼロ


GDP600兆円

・平均成長率3.3%が必要だが、?

・円安による輸入インフレを見込んでるのでは?の意見も

・2015年6月の大企業の年間内部留保増15兆円の内、14兆円は海外投資に向けられている

・国内投資控えが続き、製造業の設備年齢は、2013年時点で過去20年間で5年余り老朽化が進んでいる

・賃上げで60兆円を見込むが、3.3%の賃上が続くか?(円安メリットの大企業だけ?)


出生率1.8

・人口1億人を維持するには、出生率2.07以上が必要だが?(2060年で9千万人の予想)

・フランスは、94年に出生率1.65だったのを2008年に2.0台まで回復させた

 →2子以降に20歳まで、子ども手当を支給、子ども医療費の無料化、子どもが多いほど有利な所得税制など、国家の一般会計の支出の15%強を少子化に充てている。

・国庫支出と保険料を合わせた社会保障給付費 2015年 115兆円の増加傾向と配分をどうするのか?


介護離職ゼロ

・介護職の有効求人倍率は1.5を超え、離職率は18%と全産業平均の14%を上回る

・介護向けの給付費は2014年 10兆円 → 2025年 21兆円と倍増の見込み

 → 在宅ケア、応能負担へ(逆のベクトル)