第89回 necoの読書会が、12月2日に行われました。
時代小説の第一人者、山本一力の直木賞受賞作品で、京都で修業して江戸に出てきた豆腐屋が江戸で認められるまで、人に支えられていることを描いている。人情に厚い、長屋住まいの庶民の姿が、心地よい。
by Etsuko.S 抜粋
この京や家族の周りの人物設定は大変面白く、江戸の時代ならではの仁義のようなものがあり、相州屋夫婦、江戸屋女将秀弥、棒手振の嘉次郎、因縁の人物傳蔵や鳶頭の政五郎は実に格好いい。また平田屋の庄六の小物ぶりもその姿が目に見えるようだ。
by Eiji.K 抜粋
落語に出てくる“はっさん、くまさん、ご隠居”の世界や時代劇に出てくる長屋の様子がリアルに目に浮かぶ身近なものとして感じられるのは小説としての表現力が優れていることによるのだろう。
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